エラストマー・液封マウント
SIMPACK Dynamic Bushing
自動車、エンジン、鉄道車両、風力発電機、その他の産業分野で一般的に使用される、あらゆる種類のマウントまたはブッシュをモデル化するための、エラストマー・液封マウントモデル作成モジュールです。 典型的な用途は、エンジンの液封マウント、サスペンションブッシュ、クランクシャフトの回転ダンパ、支持アームブッシュ、発電機のマウントなどです。
エラストマー(ゴム)は、剛性と減衰が加振する振幅によって変化する振幅依存性と、周波数によって変化する周波数依存性を有します。 液封マウントは、エラストマーの特性に加え、液体の共振現象によりさらに強い周波数依存性を発揮します。
マルチボディダイナミクスでは、ブッシュをフォース(質量を持たないばね)としてモデル化するのが一般的です。 この手法は、振幅/周波数依存性を表現するために複雑な構造とたくさんの入力パラメータを必要とし、実際のブッシュ特性に合うようなパラメータを探す(同定)ことに多大な労力を要していました。
SIMPACK Dynamic Bushing は、ばねと粘性ダンパの並列結合、直列結合、静的ヒステリシスをモデル化するための要素、および流体力学的効果をモデル化するための要素を組み合わせることで、エラストマーや液封マウントの動特性を表現します。これらの各要素は、振幅依存性や流体力学的効果の有無など、用途に合わせて自由にオン/オフを切り替えることができます。
SIMPACK Dynamic Bushing には、専用のパラメータフィッティングツールが付属します。 このツールでは、スライドバーを用いて、ブッシュやマウントの周波数応答の実測データに解析曲線を近似することで、入力パラメータを簡単に同定することができます。 パラメータフィッティングには、2~3種類の異なる振幅での動剛性および損失角(減衰)の周波数応答実測データを使用します。
